【2019年版】卓球カタログヒストリー【ヤサカ(Yasaka)③】~ラバー性能表編~(2019.10/07更新)

【2019年版】卓球カタログヒストリー【ヤサカ(Yasaka)③】~ラバー性能表編~(2019.10/07更新)

※2019年のラバー性能表を掲載しました。

ご覧になりたい方は目次の『2019年』を押してください。【2019.10/07追記・更新】

 

こんばんは、卓球愛好家のもとぽんです。

今回は、大人気企画である「カタログヒストリー第三弾」をお届けします。

 

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カタログヒストリーとは、

有名卓球メーカー(ブランド)の製品カタログを、

画像などを交えて過去から振り返るという、マニア必見の企画になります。

 

第三弾は、

ヤサカ(Ysaka)、ラバー性能表の歴史を、

カタログに記載されているラバー性能表ラバーのスポンジ硬度・価格表を参考にしながら、

2011年から2019年まで振り返ります。興味のある方はどうぞご覧ください。

※画像出典:ヤサカ公式サイトより

尚、画像をクリックすると拡大します。

 

『2011年』

この年のラインナップを見てみると、定番のマークVは勿論のこと、ラクザ7Vステージなど、現在でも人気の高いラバーがすでに販売されている。

そして、マークVハイブリッドパワースポンジ(HPS)を採用した「マークV HPS/ソフト」や、ラクザ7ソフトスポンジを採用した「ラクザ7ソフト」、ラクザシリーズ待望の表ソフトである「ラクザPO」が、新たにラインナップに加わっている。「ラクザ7ソフト」のスピン性能値は15に近い14なので、現時点で一番回転のかかるラバーだということがわかる。

 

『2012年』

この年、ラクザシリーズ待望のスピード重視型ラバーである「ラクザ9」が新たにラインナップに加わった。ラクザ7よりも早い球離れを実現したこのラバーは、現在でも非常に人気が高く、愛好家も多い。

 

『2013年』

この年は新製品が出ていない。唯一の変更点は、ラージボール用ラバーである「ラージプロ」が廃盤になったことぐらいか。ほとんどの方が気づかないとは思うが、2012年と2013年のカタログを見比べてみてほしい。ひっそりと修正・変更されている箇所がある。【ラバー特性(上の画像)】のラクザ9の性能値が14-から13+に変更されている。

 

『2014年』

この年は二つの製品が新たにラインナップに加わった。スピンテンションシステム搭載の表ソフト「スピネイト」と、エクステンドシリーズ最新作の「エクステンドSD」だ。スピネイトは回転性能が高いので、回転を駆使して戦う表ソフトユーザーにオススメのラバーだ。この二つのラバーの魅力は、何と言ってもその安さにある。どちらのラバーも、メーカー価格が3,800円と非常にお求めやすくなっている。

 

『2015年』

この年、満を持して登場したのが、テンション系粘着ラバーの「翔龍」だ。後のテンション系粘着ラバーブームの火付け役である。粘着ラバーなのに反発性能も高く、粘着ラバーは弾まないという概念を払拭したラバーだ。現在でも非常に人気が高い。

その他で注目したいのは、ラクザシリーズ最新作の「ラクザX」と「ラクザXソフト」だろう。カタログ値ではラクザ7ラクザ9に少し劣るが、ノンスリップシートを採用することにより、従来のラバーよりもグリップ感覚を長く持続させることが可能なラバーである。ラクザXは、T.T彩たま所属の神巧也選手が使用しているラバーとしても有名。

 

『2016年』

この年から【ラバー性能表(上の画像)】にラージボール用ラバーの記載がなくなったので注意してほしい。【ラバーのスポンジ硬度・価格表(下の画像)】には引き続き記載されているので、ラージボール用ラバーの購入を考えている方は、そちらの画像を参考にしてほしい。

この年廃盤になった製品は2つある。伝統ある裏ソフトの「フュージョン」(下の画像参照)と、ラージボール用ラバーの「マーベラス」だ。「マーベラス」の後釜には「ラージクラフト」が加わり、「エクステンドLB」との二枚看板となった。

 

『2017年』

この年はラインナップの入れ替わりが激しかった。ヤサカ最速ラバーの「プライド」や、そのシリーズ物である「プライド40」と「プライド30」、表ソフトの「エクステンドPO」が廃盤になった。「エクステンドPO」の後釜に変化系表ソフトの「エルフラーク」が登場した。「エルフラーク」には一枚ラバーの「エルフラークOX」も用意されており、好みによって使い分けることができる。

【卓球】おすすめの変化表ラバー厳選8選

また、2015年に発売され大人気となった、テンション系粘着ラバーの「翔龍」に新たなバージョンが登場した。その名も「輝龍」。翔龍よりもスピード値は少し落ちるが、その分軽量化されているため、女性や子供にも扱いやすくなっている。ちなみに、新テクノロジー<JP HYBRID>を搭載したラバーである「ヴァルモ」が、密かにラインナップに加わっている。

 

『2018年』

近年のヤサカは、ラバーの研究・開発に尽力しているのが伝わってくる。昨年廃盤になったヤサカ最速ラバー「プライド」の後釜に、エクステンドシリーズのスピード番長こと「エクステンドGP」が新たに加わった。エクステンドにもう少し弾みが欲しいと思っている方に朗報だろう。

そして、2018年3月に販売開始になった「ライガン」にも注目したい。メーカー価格が3,700円と安価なのも相まって、コスパ最高のラバーとして大ヒットしている。ラクザシリーズと一緒のハイブリッドエナジー型ラバーなので、性能も申し分ない。マークVからのステップアップ用ラバーとしてもお薦め。余談だが、ライガンのパッケージがシンプルで格好いいと思うのは私だけだろうか。

→関連記事 【ヤサカ(Yasaka)】新製品リリース情報【2018年春】

 

『2019年』(2019.10/07追記)

カタログにはまだ反映されていないが、ライガンの兄貴的存在のラバー「ライガンスピン」が、10月中旬から下旬にかけて販売開始されるとの情報をキャッチした。発売当初から大ヒットを記録しているライガンの強化版ラバーという位置づけなので、俄然期待がもてる。

■卓球グッズWEB ライガンスピン試打動画


いかがでしたか?

前回の「Yasakaペンホルダー編」よりも商品の入れ替わりが激しくて面白かったですよね。

この数年間で翔龍輝龍ラクザ9ラクザXなどの

大ヒット商品が発売されていました。

 

各メーカーで高価格帯のラバーが続々と販売されてゆくなか、

3700円のライガン

4000円のスピネイト

4500円のヴァルモ、翔龍、輝龍

など、お求めやすい価格のラバーを、精力的に発売していく姿勢に感銘を受けました。

これからもコストパフォーマンスに優れた製品を沢山出して欲しいですね。

 

3回に渡ってお届けした【ヤサカ(Yasaka)】カタログヒストリーは、今回で終わりになります。

次は、どの卓球メーカーのカタログヒストリーを実施するのでしょうか、

それでは乞うご期待!

 

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