卓球カタログヒストリー【TSP③】~ラバー性能表編~(2018.10/03更新)

卓球カタログヒストリー【TSP③】~ラバー性能表編~(2018.10/03更新)

※記事を加筆修正しました。【2018.10/03更新】

 

こんばんは、卓球愛好家のもとぽんです。

花粉症の季節になってきましたね…

花粉症対策をしっかりして過ごしていきたいです。

さて今回は、定番企画である卓球カタログヒストリーをお送りします。

 

カタログヒストリーとは、

有名卓球メーカー(ブランド)の製品カタログを、画像などを交えて、

過去から振り返るという、マニア必見の企画になります。

 

今回はTSPの第三弾、

【TSP、ラバー性能表(※)】の歴史を

2012年から2018年まで振り返っていきますので、どうぞご覧ください。

※画像出典:TSP公式サイトより

※)粒高ラバーは含まれていません。

 

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尚、画像を選択すると拡大します。

 

『2012年』

TSPのラバーと言えば「スペクトル」や「スーパースピンピップス」などの表ソフトラバーが有名で、人気がある。この2つのラバーは、2018年の現在でも愛用している方が多い。それでは、この先どのようなラバーが発売され、廃盤になっていくのか、順を追って見ていくとしよう。尚、粒高ラバーはこの性能表には記載されていないので、注意してほしい。

 

『2013年』

この年は、ラインナップの変更が比較的少なかった。廃盤になったのは、テンション系裏ソフトラバーの「バリアップ」ぐらいか。そして、新製品として登場したのが、スーパースピンピップスシリーズの「スーパースピンピップス・チョップ2」と、ラージボール用ラバーの「スピンマジック」だ。表ソフトラバーに力を入れているのが分かる。

 

『2014年』

この年の目玉商品はヴェンタスシリーズだろう(詳細は下記画像)。「ヴェンタススピード」「ヴェンタススピン」「ヴェンタスソフト」の3種類同時発売ということで注目を集めている。初・中・上級者、どのレベルにも対応してくれるORCテクノロジーを採用しているため、とても扱いやすいラバーだ。ラバー性能表を見れば一目瞭然だが、スピードとスピン性能を高次元で融合したラバーに仕上がっている。

その他、個性的な名前の裏ソフトラバー「ビヨーン」が密かに廃盤になっている。なお、今年からラバー性能表にラージボール用ラバーの記載がなくなっているので、注意してほしい。

 

『2015年』

この年は、ラインナップの変更が全く行われなかった。昨年に発売したヴェンタスシリーズの影響だろうか。翌年に期待したい。

 

『2016年』

この年は、大改革の1年になった。昨年の停滞ムードが嘘のように、新製品が相次いで発表されたのだ。スペクトルユーザー待望の「スペクトル レッド」と「スペクトル ブルー」。スピンピップスユーザー待望の「スピンピップス レッド」と「スピンピップス ブルー」が満を持して登場した。先代のラバーをベースに、ダイナミックテンションを搭載させることにより、性能が大幅に向上している。俗に言うテンション系表ソフトラバーというやつだ。また、その他では裏ソフトラバーの「レガリス レッド」や「レガリス ブルー」もラインナップに加わっている。

新製品が一気に増加した影響で、廃盤になった製品も多数に及んだ。「ティラノ・マルチスポンジ」や「T-REXハード」などの製品名恐竜系ラバーや、粘着性ラバーの「TSP730スピード」「トリプル・スピード/チョップ」「トリプル・パワー/チョップ」。テンション系裏ソフトラバーの「ブリオ・スパークスポンジ」が相次いで廃盤になっている。

■スペクトル

■スピンピップス

 

『2017年』

昨年はラインナップの変更が激しかったので、今年は比較的穏やかな1年だった。ヴェンタスシリーズの「ヴェンタスベーシック」や、バランス性能に優れた「ギャンビット」が発売されたぐらいか。この2つのラバーに共通するのが、扱いやすくて性能もそこそこ良く、メーカー販売価格が3,000円(2018年現在)と安価なところだ。入門用として最適なラバーである。

 

『2018年』

この年の目玉製品は、ヴェンタスシリーズの最上位モデルとして登場した「スーパーヴェンタス」だろう。「ヴェンタススピード」よりもスピード指数が高く「ヴェンタススピン」よりもスピン指数が高い。まさにTSP裏ソフトラバー史上最高の性能を備えているラバーだ。

2017年まで、TSPのスピン指数トップを死守していた粘着性ラバーの「サミット」が惜しまれつつ廃盤になってしまった。これによって、先ほど紹介した「スーパーヴェンタス」が、スピード・スピン共にTSP最高の性能値を持つことになる。興味のある方は一度お試しあれ。

 


いかがでしたか?

新製品がほぼ毎年発売されていましたね。

それにしても2016年は激動の1年でした。「スペクトルレッド」「スペクトルブルー」「スピンピップスレッド」「スピンピップスブルー」が一気に発売開始されましたからね。表ソフトユーザーにとっては歓喜の1年になったと思います。

TSPの表ソフトラバーは個人的に大好きなので、

これからも継続的に表ソフトラバーや粒高ラバーの研究・開発に力を注いでほしいです。

 

三部作でお届けしてきた【TSP】カタログヒストリーは、今回で終わりになります。

次は、どの卓球メーカーのカタログヒストリーを実施するのでしょうか、

それでは乞うご期待!

 

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